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会社経営とメンタルと司法書士

所長の石川です。
最近、個人的にメンタルについてとても興味があり、メンタルトレーナーの久瑠あさ美さんの「一流の勝負力」を読んだことや今泉清さん(大分舞鶴高校→早稲田大学ラグビー部→サントリー)の「強いチームが持っているもの」という講演を聴いたことなどでメンタルについて意識して仕事をしていこうと考えはじめたところです。
そこで、「会社経営とメンタルと司法書士」というテーマで、少し強引な感じは否めないのですが、僕なりの考え方、思いをお伝えしようと思います。(なんとなく「部屋とYシャツと私」という曲名をイメージしただけの思いつきではあるのですが。。)
当事務所で提供している会社設立代行サービスにより晴れて経営者としての船出をされる方々、日々の会社経営における法務面での悩み事について司法書士としてサポートをすることは当然のことですが、経営者も生身の人間です。単純に手続きの代行をするだけではなくどのような心理状態なのかということを少しでも理解する必要があるのではないかと考えております。様々な事情、歴史を背景に持ちながら「おもい」を持って会社を設立し、経営をしていきます。また、第三者に出資をお願いする、従業員にストックオプションとして新株予約権を発行する、事業を承継するために種類株式を発行する等々「おもい」を具現化する局面に接する機会は結構あります。その時に僕らは工程表を策定し決められたゴールへと粛々と手続きを進めるというのが一般的日常と言えます。しかも、その間、交わされる会話としては「謄本は早くもらえますか」「登記費用安くなりませんか」というようなものがほとんどと言って良いでしょう。
そこで、僕らは経営者と対話をし、その上で相手の立場、心理を理解をして手続きを進めることは出来ないだろうか?それは大げさなことではなく単に「話してると元気になった」とか「いつもテンション高いねぇ」「おもしろいねぇ」という程度の評価でも良いのかもしれません。少しでも満足をしていただき所定のゴールを迎えて頂きたいと思っています。
前出の久瑠あさ美さんは著作の中で「ゴールの決定力を左右するもの」として「勘違いの才能」ということを述べられてます。それは、「根拠のない自己過信」というような自分を支えるポジティブなメンタリティであるとのことです。サッカーの本田圭佑選手のようなポジティブなビジョンを心に秘めることが決定的な瞬間に結果の差としてあらわれるようです。
経営者の夢や希望をお聞きして、必要なスキーム・工程表を提案する。さらに、経営者がポジティブにそして心地よく手続きを進めることができる。たとえるなら「リッツカールトンホテル」のような司法書士事務所。それが、司法書士石川和司事務所なんですよと言えるようにしたいです。このことは僕らがコミットするすべての業務に通じることです。相手の立場気持ちを理解しない限り本当の満足をしてもらえることはないと思います。
~リッツカールトンホテルのような事務所へ~との思いを支えるメンタリティは、まさに、「勘違いの才能」でしょうか。。
石川和司 ツイッター ki_square1